先祖・水子供養

◆先祖供養の大切さ◆

皆さまの誰しもが、先祖の血を受け継ぎ遺伝子を引き継いで生まれております。先祖のためにご供養をすることは大切なことでございます。たとえご家族に亡くなっている方がいなくても、先祖代々のお位牌をつくりご自分のできる範囲でのご供養をお勧めいたします。日々の生活の中で親子ともに先祖を供養する・大切に想う習慣を身につけられていれば、やがて避けては通れない親の死を迎えたとき、子は心のこもった供養を届けてくださることでしょう。

また、命の大切さを感じ取れる教育の一環にもなるのではないでしょうか。そして先祖供養を重ねられるとご先祖さまたちは、皆さまを御守護してくださる思いも強くなり子孫に必ず良い導きを与えてくださることでしょう。

※供養の方法

まず第一に心のこもった供養であることが大切です。次に供養の実践方法を列記致します。

①ご先祖さまが眠られているお寺(菩提寺)、もしくは最寄りのお寺(宗派は合わせた方が良い)にてお盆、春・秋彼岸、亡くなった御命日、年ごとのご供養(年回忌法要)等の供養を行ってもらう。お塔婆を建てて供養の意を捧げる。

②お坊さんだけに頼らずに自らもお経を読み、お題目修行することが望ましい。

③心のお布施を行うことが大切。

④献花、故人の好物、季節果物などをお供えすること。

⑤菩提寺の有る方は、お寺の行事等に積極的に参加すること。

※本迹寺では、毎月4日・14日・24日に午前10時より皆さまと共にご供養を行っております

 

上記の善い行い(善行)は先祖様や故人にとても喜ばれます。

 

◆水子供養◆

 この世に生まれたくても生まれることのできなかった水子は、暗闇の中で悲しんでおります。「胎児なのだから魂があるはずなどない。」などと思い込むのは大間違いです。妊娠2~3ヶ月で中絶された水子であっても魂はあります。この世に生まれて来るはずだったのに、親の事情で闇へ葬られた水子は、とても悲しく涙ながらに親の愛を求めています。親はそのことに気づかずに、生まれたかった願いもかなわず親に愛されることもなく、忘れられた我が身をひどく悲しんでおられます。

その上、この世に生まれて一心に親の愛を受けている兄弟を羨ましいと思うこともあります。その悲しみと羨む気持ちを親が気づいてあげることがとても大切です。しかし、親が水子の気持ちを察してあげられないときは、両親や兄弟に登校拒否や家庭内暴力等の苦悩、または直接カラダになんらかのメッセージ・病等として気づいてほしいという信号を送ることが多々ございます。

水子が一番に望んでいることは、自分の存在を決して忘れないで欲しいということです。その水子の気持ちに応えてあげることが一番大切なことなのです。水子は親の愛情に触れていたいのです。

※水子のためにしてあげられること

①毎月子供が喜ぶお菓子や牛乳を仏壇に供えてください。仏壇の無い方は棚等の上でも良いでしょう。

②塔婆供養をしてお経を読み、お題目を唱えること。塔婆供養は毎月塔婆を3年くらいは続けてあげてください。

 その後は、年に3回・お盆・春・秋彼岸の時にご供養してあげてください。牛乳やお菓子を供えてあげることやお塔婆を建てて供養してあげることはなるべくずっと続けてあげてください。

※本迹寺では塔婆供養の他、慈育堂に水子地蔵を安置し多くの水子供養を行っております。現在では2000体ほどの水子地蔵さまが安置されております。

 

●塔婆供養●

いまから約2500年前、お釈迦さまのお墓として古代インド語で「塔」を意味するストゥーパが建てられました。お釈迦さまがお亡くなりになられたとき、この塔を建てて供養したのが「お塔婆」の始まりと言われております。仏教伝来にともなってストゥーパも五重塔などいろいろ形を変化しながら現在のお塔婆の形になったのです。

今では、法事の施主が故人のために、御命日(年回忌)、春秋彼岸、お盆、お施餓鬼等の際に建てるものです。施主でなくても志あるかたには、お塔婆を御願いしております。

ご自身の先祖さまの供養のために建てられる方が多いですが、友人やお世話になった方、水子霊、ペット霊等に対してもお塔婆を捧げ供養されることも大切でございます。

以前、本迹寺で檀信徒さまがご先祖さまにお塔婆を建ててお経をあげ供養したところ、その日の晩、夢にご先祖さまが現れて「暗闇を歩んでいたところ金色に光る塔が我々を光の方へ導いてくれた。」とお喜びになっていたそうです。その金色の塔とは、その方が捧げられたお塔婆であったということです。